
南工株式会社
上流工程(CAD/CAE課、設計課)

お客様よりご発注を頂いたら、
製品データ・製品図・検討工法等の情報を迅速に共有し、
社内すり合わせを行います。
様々な観点から、高品質・低コスト・短納期化を目指し、
工程の検討を行います。

検討した工程・工法・造形で製品にワレやシワが出ない事、
また0.1mm単位での品質が保証出来る事を確認する為、
プレス成形シミュレーションを行います。
また、海外企業との共同受注を通じ、
アルミ部品の共同解析開発にも取り組んでいます。

各工程の金型設計図をパラレルで作成していきます。
金型を製作してカタチにするまでに、
お客様の仕様、金型強度、メンテナンス性、安全性、量産性、といった様々な観点を全部門でレビュー確認した上で
設計図面を作成します。
また金型設計図を作成するにあたって、その根源となる
工程要領図(DIE LAYOUT)は絶えず高度化を目指し、
100%社内製作しています。

非接触3D測定機を用いて、全工程の製品パネルを測定し
0.01mm単位で品質を確認します。
これにより、
検査治具無しでも製品精度の早期確認、品熟が可能です。
また、お客様への品質保証のツールにもなっています。
更にプレス成形シミュレーションとの結果の比較を行い、
日々、高精度化に取り組んでいます。
これらの活動が㈱NTTデータエンジニアリングシステムズ様
の情報誌「人とシステム」に取り上げられました。
(外部リンク)
中流工程(CAM課、機械課)

3D-CAMを用いて、形状ごとの最適なNCデータを作成します。
形状のパターンにより、
自動計算を行える様、機能を最適化しています。
そして作成したNCデータをNC-BRAINを用いて、
従来の加工時間よりも30%以上短縮しています。
また、切削方法や工具テスト等を通じ、
絶えず加工時間の短縮、高品質化に取り組んでいます。

2D-CAM、2.5D-CAMを用いて
構造部加工のNCデータを作成します。
金型が形になる前の最終チェックを行いながら、
設計図面をより忠実に、
且つ、より段取りよく製作出来る様、取り組んでいます。
また、
構造部の夜間無人加工への取り組みが、㈱セイロジャパン様のGo2CAM導入事例で取り上げられました。
(外部リンク)

構造部、形状部の加工を
NC工作機械や大型5面加工機で、機械加工します。

加工の予定を明らかにしているので、
段取り良く、高品位な金型製作を実現しています。
また製品の品質を保証するために、機械加工終了時には、
0.01mm単位で機上測定を実施しています。
下流工程(組立仕上課)

金型の機能を満たすパーツを組み付け、
金型の動的な確認を行い、
各工程の重要な部位に繊細な調整や仕上げを施します。
そして、実際にプレス加工機と金型を用い、
製品をトライアウト検証します。
問題点は前工程にフィードバックし改善サイクルをまわし、
お客様への価値のご提供に努めております。

自動搬送で生産する部品には、
弊社の多様な生産ラインに対応出来る
フィンガーシミュレーション設備を活用しております。
お客様の設備で確認トライをする前に、
弊社で再現・調整し、搬送保証した金型を出荷しています。
全体最適化(生産計画、生産調整)
これら一連のモノづくりをハイパフォーマンスで行う為に、
上流工程・中流工程・下流工程のそれぞれでQCD目標を網羅した、
予定表を活用しています。
更に、すべての工程で全体生産計画表を把握し合っているので、
とても風通し良く、金型作りに取り組んでいます。